Moin!ハンブルグのKankoです。

 こちらドイツでもアメリカ大統領予備選挙のニュースが毎日のように放送されていますが、ハンブルグでは2月24日に市議会(Landesparlament)と地区議会(Bezirksparlament)の選挙が行われます。

 今回の投票では市議会・地区議会各々に、支持する政党に1票と、支持する政党もしくは候補者に5票、合計12票の投票ができます。

 2004年の選挙では、121議席をCDU63、SPD41、Gruenen17という形で分け合う結果になりました。
 
 ところで、これら3つの党、あと、FDPなどがドイツにおいてもっともポピュラーな政党ですが、実は、この他にも様々な政党があるんです。その中で「なんだコリャ?」と思ったものをいくつか。

 POP(ドイツPOGO党)
  アメリカにもありますが、こちらがオリジナル。政策目標は「警察の廃止、全てのドラッグの合法化、云々」言わずと知れた無政府主義者の政党です。

 PIRATEN(海賊)
  さすが港町、海賊の政党があるのかと思いきや、パンクの政党でした。候補者は音楽家や画家など芸術家系の人が多いのかと思ったら、意外とコンサルタント系の堅い仕事の人が立候補しています。

 Kusch
  2007年7月より党としての活動を開始。この政党、スローガンに「犯罪を犯した外国人はハンブルグから出てゆくべきだ!!」と平気で書いてしまうぐらい〈右より〉です。もちろんハンブルグの若者たちの反感を買ってしまい、ポスターの顔写真にはいつもちょび髭の落書きをされてしまいます。

 Die Partei (ザ・政党)
  この政党、Titanic(タイタニック)という、かなりきついブラックユーモアの雑誌から登場したもので、時事的な事柄を国内外、与党・野党関係なく辛らつに批判するのがモットーです。彼らの言動・行動を真面目にとらえると、「悪ふざけ過ぎる!!」と、腹が立ちます。

しかし、ドイツ人に言わせると、そういうユーモアも教養のうちなのだそうで、それを笑って受け流すのがお作法なのだとか。確かに、反抗期にタイタニックを読んで政治に興味を持ち始める若者も多いそうで、実際にこの政党の候補者の3分の1が大学生と高校生です。(被選挙権は18歳から)そう言われると、クリティカルな目で社会を見ることって大切なのかも。


スピーカーを使った街宣活動は原則禁止なので、選挙前でも街は普段通りの静けさです。【貴方の票を捨てないで!】という今回の選挙のスローガンを掲げた大看板と、各候補者の小さなたて看板だけが選挙があることを主張しています。


道路の分離帯には各政党の看板が乱立。街頭で選挙活動できないので、ポスターの下に、各政党の集会を行う日時と場所を書き込み、その集会で各々の政策を発表します。

前回の投票率は68.7パーセント。投票は当日まで郵送でも受け付けるとのこと。SPDがやや苦戦と伝えられていますが、結果が楽しみです。