ベルリンからICEに揺られること約1時間、メッセの街として有名なライプツィヒに行ってきました。ライプツィヒは他に東西ドイツ統一へのきっかけとなった月曜デモが始まったニコライ教会やバッハがカントールを務めたトーマス教会などで有名です。またドイツサッカーが好きな人にはドイツサッカー協会の発祥地としても有名ですね(W杯の対戦相手を決める抽選会がライプツィヒで行われた理由はここにあります)。
今日ご紹介するのは、500年近い歴史を誇り、ゲーテの『ファウスト』にも登場するというレストラン「Auerbachs Keller(アウアーバッハス・ケラー)」です!
あるアメリカの調査によると、このレストランは世界で最も有名なレストランの第5位にランクインするそう(ちなみに1位はミュンヘンのHofbräuhaus、2位はラスベガスのCaesars Palace 、3位はウィーンのHotel Sacher、4位はロサンゼルスのHard Rock Cafeだそう)。
さて、とても有名なレストランの割に、このケラー(Keller:地下の意味)は地味にショッピングアーケード「Mädlerpassage」の中に隠れています。市庁舎の裏手の通りにあるのですが、アーケード名が目線よりかなり上に書いてあるので見逃さないようにしてください。
また目印となるのがこちら(→)のファウスト博士と悪魔メフィストフェレスの像。メフィストの表情がオモシロいので必見ですw
実はこのAuerbachs KellerはGroßer Keller(大地下室レストラン)とHistorische Weinstuben(歴史的ワイン酒場)の2つから成ります。お昼から開いているのはレストラン部分のみ。そしてこのレストランはファウストには登場していません!(自身すっかり騙されていました^^;)
壁のあちこちにファウストの場面が描かれていたり、こんな(←写真)メフィスト&ファウスト人形まで入口付近にありますが、こちらは20世紀初めに造られたそうで・・・。
ファウストに登場するワイン酒場の方は残念ながら夜のみの営業ということで、入ることができませんでした(ご飯も食べられます)。
ゲーテは1765~68年にかけてライプツィヒに滞在し、足繁くこのお店に通いました。そしてここで、黒魔術師として16世紀に有名だったファウストゥス博士の伝説(「ワイン樽に」またがってこの店の地下から階段を上り路上へと駆け抜けた-もちろん悪魔の力を借りて)を耳にします。後に発表される『ファウスト』はもちろんこの伝説を元に書かれています。ワイン樽にまたがった人形はゲーテのファウストというより、ファウストゥス博士がモチーフだったんですね!
現在でもIhn reitet der Teufel.(悪魔が彼にまたがっている→彼は悪魔の言いなりだ→正気の沙汰ではない)というドイツ語があります。この言い回しも、この伝説が元なんでしょうね。
レストラン内でファウスト劇の上演などさまざまなイベントがあります。ゲーテファンの方、是非足を運んでみてください!

Auerbachs Keller
住所:Grimmaische Strasse 2-4, 04109 Leipzig
営業時間
レストラン:11:30-24:00(12/24休業)
ワイン酒場の方は2月25日まで休業。通常18:00~