さて、今日はドレスデンが世界に誇るバロック建築のZwinger(ツヴィンガー宮殿)をご紹介します!

このツヴィンガー宮殿は、ドレスデン黄金時代を築いたアウグスト強王(August der Staerke)の宮殿。建築家ペッペルマン・彫刻家ペルモーザが1711年に完成させていますが、第二次世界大戦中に壊滅状態となり、現在の建物は1988~1992年にかけて修復されたものです。
写真左から、Glockenspielpavillion(鐘のパビリオン)、Porzellansammlung(陶磁器コレクション)、Kronentor(王冠の門)。

こちらは鐘のパビリオン。
左の写真真ん中に陶磁器で有名なマイセンのマークが刻まれているの、わかりますか?
このマイセン、ドレスデンから近郊線で30分ほどの所にあるのですが、実はこのマイセンの生みの親がアウグスト強王だったのです。東洋で「白い金」と呼ばれた陶磁器に魅了された強王の命令により、1709年錬金術師ヨハン・フリードリヒ・ベトガーが白磁の製作に成功しています。
右の写真は鐘の部分の拡大。この鐘、なんとマイセン磁器なんですよ!
正午には鐘が鳴ります。お見(お聞き?)逃しなく!

真ん中の建物、陶磁器コレクションには強王が蒐集していたという陶磁器コレクションが2万点展示されています。
ダイナミックな大きな動物や磁器で作られた非常に繊細な花束などの他、有田焼・伊万里焼など日本からの収集品も。
さらにDragonervasen(龍騎兵の花瓶)というものがあります。これは、軍人王として有名な当時のプロイセン王フリードリヒ1世が、ザクセンの600人の龍騎兵と交換にアウグスト強王に贈ったものだそう・・・

さて、こちらは王冠の門。
アウグスト強王はザクセン選帝侯だったのですが、後にポーランド国王も兼任しています。この王冠の門の一番上、黄金の王冠は、ポーランドの鷲4羽に支えられています。

上の写真からお分かりいただけるように、このツヴィンガー宮殿、下の庭園を歩くこともできれば、回廊状になっている屋上を歩くこともできます。私がお勧めしたいのは、上の回廊。
至る所に散りばめられた緻密な彫刻が青空に映えます!

さて、ここツヴィンガーで忘れてはならないのがAlte Meister(アルテ・マイスター)と呼ばれる絵画館。14~18世紀のヨーロッパ絵画の傑作が3000点展示されています。
レンブラント、ルーベンス、フェルメールの他、ラファエロの「システィーナのマドンナ」が展示されています。これは見逃せません。
他にも数学物理学サロン、兵器展示室など見所の多い博物館がかつての宮殿内に入っています。
ツヴィンガーにいると、何だか時間の流れを忘れてしまいます。

オープン時間:10-18時、月曜休館
ザクセン国立博物館1日共通券:12ユーロ
アルテ・マイスター:6ユーロ
陶磁器コレクション:5ユーロ
数学物理学サロン:3ユーロ