5月7日、ドイツ・ブンデスリーガ2部の第32節。
ボルシア・メンヘングラッドバッハが勝利し1部リーグへの復帰を決めました!

(注:写真はこの日のものではありません)

このチーム、日本では知らない人が多いと思われますので少し説明させていただきますと・・

ボルシア・メンヘングラッドバッハ(*以下ボルシアと表記します)はドイツの西、NRW州のメンヘングラッドバッハ市で1900年に設立された歴史あるチームです。
60~70年代に圧倒的な強さを発揮し数々の大会で優勝、たくさんの名選手を輩出しました。
国内ではバイエルン・ミュンヘンと常に覇権を争っていた強豪チームだったそうです。
ですが近年は低迷続きで、昨シーズンはとうとう2部リーグに降格してしまったのでした・・・。

ファンの落胆はそれはもう大きかったのですが、ドイツ代表選手も務めた主将ノイビルがいち早く「2部リーグでも残留してがんばる」宣言。チームは強く結束し、今シーズンのボルシアはまるで生まれ変わったようながんばりを見せてくれました。
ノイビルのうまさは言わずもがな、ファンを歓喜させたのは新人、マリンの活躍。
この若干19歳のマルコ・マリン、とにかくすばしっこくてめちゃくちゃうまい!
テレビ中継では「”ちっちゃいマリン”が~」と必ず形容詞付きで解説されるほどのちびっ子なのですが、いつも明るくてチームのムード・メーカー的存在。
彼は間違いなく次世代のスター選手になると思います。

実をいうと私は以前はサッカーにはあまり興味がなかったのですが(そして今もサッカーおんちなのでこの文章も思いっきり素人目線で書いてます、すみません。)、縁あってボルシアを知って初めて応援する楽しさに目覚めつつあり、自分でも驚いています。
ドイツでは長年の熱狂的なファンが多いことでも知られるボルシアですが、ファンとチームの結束の強さには感心することしばしばで。。
試合に勝つと必ずメンバー全員がサポーター席までやってきて客席と一緒になって地元の歌を合唱しながらダンスをするのがお約束なのですが、今シーズンはこの楽しい場面をたくさん見ることができました。

ファンとの絆エピソードはまだまだあって、驚いたのが5月4日の試合。
この日は先日亡くなった応援団の方に追悼の意をこめて、ノイビルの腕には黒いキャプテンマーク、試合開始前には黙祷が捧げられました。
名物サポーターの方だったとはいえ、いちファンのためにこんなことやってくれるなんて・・・!
新参者の私でもじいいんと胸が熱くなりました。


(注:写真はこの日のものではありません)

そして5月7日の勝利。
チーム、ファン、メンヘングラッドバッハの街、みんなが待ちに待った瞬間でした。
スタジアムはもうお祭り状態!
ビールかけにはじまり、「一番になったら丸坊主になる!」と宣言していたサッシャの断髪式が行われました。(この後つられてチームのほとんどの選手が坊主頭にしたそうです)


"WIEDER ZUHAUSE"(家=一部リーグに帰ってきたぞ~!)
の文字が入ったグッズも登場。

嬉しい反面、心配なことも・・
いい選手は財力のある有名チームにもっていかれてしまうのが世の中の常(らしく)
すでにマリンは注目の的。
サッカーもビジネスの世界とわかってはいても、せっかく育ったチームや選手がお金でやりとりされたり、一部リーグから財政的に苦しいチームがどんどん消えていくのをみるのは悲しいなあ、と思うのでした。


■ボルシア・メンヘングラッドバッハ公式HP